スキルアップと副業収入UPをめざして、Webマーケティングスクール「ワナビーアカデミー(Wannabe Academy )」に入学した私ですが、全12回の講座もとうとう折り返しの復路を走り出し、広告運用デビューを果たしました。
今回は、第7回講座「Googleタグマネージャー」の体験談を紹介させていただきます。
私もそうでしたが、初めてWebマーケティングスクールを受講される方はとくに、
- Webマーケティングスクールってどんなことが学べるの?
- ワナビーアカデミー(Wannabe Academy )ってどんな雰囲気なの?
- 課題ってどれくらいむずかしいの?
などなど、気になることがたくさんあると思います。
このブログ「デジマの勉強部屋」では、これからWebマーケティングスクールの受講を検討されている方の参考となるよう、講座で学べることや雰囲気、リアルな感想について体験談を紹介しております。

学んだことをアウトプットすることで、私自身の知識を定着化させる目的もあります!
さて、第7回講座「Googleタグマネージャー」では、広告運用において効果を測定するために重要な「タグ」について、その概要や設定方法について学んでいきました。
私自身、本業で事業会社に勤める中で、リスティング広告のマーケ施策を広告代理店に委託することがありますが、効果測定を行うための環境構築は基本的に代理店任せとなっていたので、彼らが具体的にどんな作業をしてくれていたのか、わかっていない部分が多くありました。
今回の講座を受けて、Googleタグマネージャーの役割や設定方法について、かなり理解を深めることができました。
ということで、さっそく詳細について紹介したいと思います。
私が受講したワナビーアカデミーの評判やメリット、他のスクールとの違いについては、以下の記事にまとめているので、スクールの受講を検討されている方は、こちらもぜひ参考にしてみて下さい。




- 分析に必要なタグの理解を深め、役割やタグの種類、Googleタグマネージャーの概要を理解できた
- タグを設置するための具体的な手順がわかるようになった
- 第7回課題はついに広告配信!広告運用のデビューを果たしました!
ワナビーアカデミー(Wannabe Academy) 第7回オンライン講座の内容
第7回講座は以下の内容でした。
- 第6回課題の振り返り
- タグの概要理解
- Googleタグマネージャー概要理解
- Googleタグマネージャー設定方法
第6回講座では、Google広告の出稿方法について、管理画面での実際の操作も含めて学びました。「では、さっそく広告配信!」といきたいところですが、配信した後に分析することができなければ、施策の意味がありません。
そこで今回学ぶのが、分析する上で重要になる「タグ」です。
今回はそんなタグについて、「どういう役割を果たしていて、どのように取り扱うのか?」について学びました。



タグの設置自体はエンジニア領域になるものの、クライアントから「どうやって計測しているの?」と問われたときに、Webマーケターとしてちゃんと答えられるのは大事なので、しっかり理解しようと心がけました。
第7回講座で具体的に学ぶこと
今回の講座のゴールとしては、「広告効果を計測するために必要なタグを該当ページに設置する方法について学ぶ」というものでした。
さっそくですが、第7回講座で学んだことを、私なりの解釈も含めながら、一部紹介します。
Web広告で用いるタグとは
Web広告で用いるタグは、例えば以下のようなことを実現するために、Webサイトに組み込むコードのことを言います。
- 指定のページに到達したユーザーの計測
- サイトを訪れたユーザーの回遊やアクセス解析
- サイトを訪れたユーザーのデモグラ解析
- サイトを訪れたユーザーに再来訪を促す広告を配信するためのリストの作成
※サイト内で「文字色を強調する」などを表現するために用いるHTMLタグとは異なるもの
むずかしい言葉が並んでいますが、逆にタグがないとこんなことが起きます。
- どの広告が成果につながっているかわからない
- 広告効果の分析ができない
- 広告の最適化がかからない



タグがないとめちゃくちゃ困ることはわかりますね…!
タグの種類
タグには大きく分けて「媒体タグ」と「ツールタグ」があり、特徴は以下のとおりです。
媒体タグ
Google・Yahoo・Facebook・Xなどの各広告掲載メディアごとに計測を行うためのタグ
- リターゲティングタグ:サイトに訪れたユーザーの計測
- コンバージョンタグ:指定の動作を完了したユーザーの計測
ツールタグ
Google Analyticsをはじめ分析ツールを用いるためのタグで、設置することによって以下のようなことを分析することができる
- 流入分析:どのサイトや媒体からどんなキーワードで流入したか
- 回遊分析:どのページを閲覧したか
- 属性分析:ユーザーのデモグラ
- 成果達成状況の分析:どの商品が購入されているか、どのボタンがクリックされているか
Cookieの役割と種類
cookieはユーザーを判別するために用いられる技術。先ほど紹介したタグと組み合わせることで、
- 初めて訪れたユーザー、再来訪ユーザー
- どのページを訪れたか、どのページまで到達したか
- 購入したか否か
- 性別、年齢層、地域
といった情報が分かるようになります。
(例)リターゲティング広告におけるcookieの役割
Yahoo!の広告を例に、リターゲティング広告が行われるまでの流れを紹介します。
- ユーザーが広告主(A社)のウェブサイトを閲覧(Yahoo!の媒体タグが設置されたページ)
- ユーザーの訪問履歴がcookie情報とともにYahoo!のデータサーバーに蓄積
- ユーザーがYahoo!JAPANのサイトを訪問
- cookie情報を取得し、Yahoo!のデータサーバー内における訪問履歴の有無を確認
- 訪問履歴がある場合、ターゲティング広告を配信



例えば私の場合、プロテインのWebサイトを訪問した後、全然関係ないWebサイトの広告欄になぜかプロテインのディスプレイ広告が表示されたりする、といった経験があるのですが、あれはこのような仕組みで実現しているのですね…!
タグの設置方法
ここまで、タグの役割・重要性について学んでいきましたが、続いてタグの設置方法について学びます。
タグの設置方法には大きく分けて、「サイト直貼り」と「タグマネージャーを用いる」の2つの方法があります。
サイト直貼り
サイトの指定ページにそれぞれタグを設置していく。
タグマネージャーを用いる
複数のタグを一元的に管理するツール。サイト内には、タグマネージャーのタグを設置し、タグマネージャー側でタグがどのような条件で作動してほしいかを設定する。



タグの貼り方のメリット、デメリットをまとめたものが以下です。
設置方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
サイト直貼り | ・サイトのソースを見ることで、どの媒体の度のタグを設置しているか確認できる | ・サイトのページが増えた時や、広告計測媒体が増えた際に、計測したい媒体分のタグ設置が都度必要になり、工数がかかる |
タグマネージャーを用いる | ・タグを一括管理できるので、サイトのページが増えた時や、広告計測媒体が増えた際に、タグの設置作業の工数が少なくて済む ・プレビューモードでタグ発火を確認できる | ・計測不備があった場合、サイトのソースを見るだけでは、(どの媒体のどんなタグが設置されているかわからないため)原因を確認することができない |
Googleタグマネージャー(GTM)概要理解
GoogleタグマネージャーはGoogleが提供するタグマネージャーで、無料で利用することができます。
GTMを利用すると、HTMLの編集のようなむずかしい作業をしなくとも、GTMの管理画面からカンタンにタグを発行・管理することできます。
GTMを理解する上で、よく登場するキーワードについて、整理したものがこちらです。
用語 | 意味、使い方 |
---|---|
アカウント | GTM利用における最上位のグループの概念。1つのアカウントで複数のWebサイトのタグを管理することができる |
コンテナ | 1つのWebサイトのタグを管理するグループのこと。通常、1つのコンテナに対して1つのWebサイトを設定する。Googleアナリティクスでいうところのプロパティ的な位置づけ |
ワークスペース | コンテナ内の作業スペース。編集中の内容などが表示される |
タグ | Webサイトに埋め込む。タグを設置・削除・編集するためにGTMを使用する |
トリガー | タグを動作(発火)させるための条件のこと。タグとセットで設定することで計測が行える |
変数 | タグやトリガーに渡すデータのこと。ボタンクリックの計測など、複雑なタグ設定が必要な場合に用いる |



上の用語だけ見ると、めちゃくちゃ難しそうに見えますよね。
ワナビーアカデミーの中では、この中でも特に重要なタグとトリガーについて、以下のようなイメージで説明されます。
タグ
計測したいときにつけるスイッチのようなもの
トリガー
きっかけ・条件・ルールのこと。例えばサンクスページ(購入完了後の画面など)をユーザーが見たら、タグのスイッチを押してね、といった具合に条件を設定する



業界未経験者向けに、わかりやすくかみ砕いて説明してくれるので、初心者でも理解が進みやすいです。
Googleタグマネージャーの設置方法
細かい手順はマニュアルに従った作業になるので割愛しますが、概ね、以下のようなステップで設置を進めていきます。
Googleタグマネージャーで新規のアカウントを作成します。
ワナビーアカデミーの講座では、すでにタグが設置されたWebサイトが用意されているため、ステップ➀~②は省略します。
タグを払い出すためのコンテナを設定します。どのサイトで使用するか判別できるようにするためにコンテナ名や、どこで使用するか(ウェブ、iOS、Andoroid等)を設定します。
この作業により、一意のコードが払い出されるので、サイトに埋め込みます。
Google広告の管理画面で、コンバージョンタグを発行します。GTMでタグを設定する事前準備として、コンバージョンIDとコンバージョンラベルを払い出します。
作成したコンテナの中でタグを作成します。今回はGoogle広告の計測を行うため、タグタイプでGoogle広告を選択し、STEP③で払い出したコンバージョンIDとコンバージョンラベルを入力し、紐づけます。
STEP④で作成したタグの発火条件を設定します。講座の中では、「自分が作成した記事のURLにて、アフィリエイトリンクがクリックされたとき」に発火するよう設定します。
第7回講座で特に参考になったポイント【体験談・評判】
講座で学んだことを一部抜粋して紹介しましたが、今回の講座の中で個人的によかったのは、分析の仕組みが理解できたことに加え、GTMのタグは結構柔軟性が高いということに気付けた点です。
無料の分析ツールにも関わらず、これだけ細かい条件でトリガーを設定することができるのはすごいなと感じます。
講座の後で色々調べてみたのですが、リンククリックだけでなく、「クリックされたボタンのテキスト内容」や、「ボタンに割り振られたコード」等をトリガーにすることも可能ですし、エンジニアではない私でもある程度自前でいけちゃいそうだな、と感じます。



これが無料で使えるなんて感動しますね・・・!
また、講座の中ではあまり触れられませんでしたが、実運用を考えると「タグの管理」は結構大事だなと思いました。
今回の講座は1つのタグを設定するのみでしたので、あまり気になりませんでしたが、実際には複数のタグを運用するケースの方が多いと思います。
そんなとき、特にルールなくタグを作っていると、「このタグなんだっけ?」現象が多発しそうです。
こちらもググりながら調べてみると、
- タグの命名規則
- タグの発火条件
は、ある程度ルール化した上で、スプレッドシートなどで一元的に管理するのがおすすめのようです。
ワナビーアカデミーをはじめWebマーケティングスクールの多くは、「未経験者が短期間でWebマーケターをめざす」ための講座になっているため、上記のような応用編、深く突っ込んだ話までは触れられません。
本気で即戦力のWebマーケターをめざすのなら、カリキュラムで登場した内容について、自分でググりながらさらに深ぼって理解を深めていくくらいの気持ちで臨みたいですね。



私もまだまだですが…!
第7回講座の課題テーマ
ということで、第7回講座の課題テーマですが、ついに超実践演習がやってきました。
- Googleタグマネージャーを使ってGoogle広告のタグを設置。プレビューにて発火確認を行う
- タグを公開し、実際に広告配信を行う
- 配信結果をレポートにてまとめて提出する
第6回課題で入稿した広告について、タグを設置して分析環境を整えたのち、ついに配信へと動き出します。そして安定のレポート提出です。
Webマーケティングスクールの多くが、実際に配信するところまで行わなず、管理画面の設定やシミュレーションで終わってしまうのですが、ワナビーアカデミーは実務経験を重視するので、少額でも出稿することにこだわりを持っており、かなり特徴的なカリキュラムになっています。



私も無事に広告運用デビューを果たしました!笑
実際に自分が配信した広告が表示され、そしてクリックされて流入を生み出すところまで確認できるのは、なかなか感慨深いですので、これからワナビーアカデミーを受講される方は、ぜひその日を楽しみにしていて下さい!
さて、第6回課題に続き、広告配信の実習に入ったことで、マンツーマン補講受け放題の需要が増しに増しています。
- マニュアルとちょっと違う管理画面表示になった!
- 配信開始したのに費用が0円のままです!
- GA4で広告流入のセッションが確認できません!
などなど、初めての作業に戸惑う方がめちゃくちゃ増えています。
そして飛び交う、「補講お願いします!」のたくさんのコメント。



やはり、「マンツーマン補講受け放題」は、もはやバグではないかと思うサポート体制です。
講師の方の稼働が心配になりますが、受講生としては遠慮せずガンガン使い倒しながら、スキルを身につけていきたいところですね。
これからWebマーケティングスクールの受講を検討されている方にとって、サポート体制の観点では、間違いなく候補に入ってくる人気の1校ですので、どこのスクールにしようか迷っている方は、ぜひ一度、無料個別相談会でお話を聞いてみることをおすすめします。
ということで、第7回講座の体験談は以上になります!
最後までお読みいただきありがとうございました!