Webマーケティングスクールを探し始めると、どのサイトでも必ず目にする「実務経験」という4文字。
「まあ、実践的なことも学べるんだな」くらいに、なんとなく見過ごしてしまっていませんか?
実は、スクール選びの成否は、この「実務経験」の中身で決まると言っても過言ではないです。
しかしながら、その重要性に気づかないままスクールを決めてしまう方が非常に多いのが現実かと思います。
スクールによって「実務経験」の内容や質はびっくりするくらい異なります。そして、質の低い実務経験しか積めなければ、受講目的が「転職」であれ「副業・フリーランス」であれ、理想のキャリアを実現することは難しくなります。
そこでこの記事では、Webマーケティングスクールを2校受講した私が、本当に価値のある「実務経験」とは何か、そしてそれを見極めるための選び方からおすすめのWebマーケティングスクールまで、体験談を交えながら徹底的に解説します。
eitaスクール選びで絶対に後悔したくない方は、ぜひ最後まで読み進めてください!
本記事でも詳しく解説する、実務経験をしっかり積みたい方におすすめWebマーケティングスクールは以下です。
- リスナビ(⇒実績豊富な広告代理店のノウハウを学べる&レベルの高い実務研修)
- ワナビーアカデミー(Wannabe Academy)(⇒マンツーマン補講受け放題&実務研修あり)
- グローバルマーケティングアカデミー(⇒完全個別指導&実務型の講座)
Webマーケティングスクールにおける「実務経験」ってなに?


Webマーケティングスクールを探していると、多くのサイトで「実務経験が積める!」という魅力的な言葉を目にしますよね。しかし、一口に「実務経験」と言っても、その内容はスクールによって全くの別物である、という事実をまず知っておく必要があります。
転職活動や案件獲得で本当に役立つスキルを身につけるためには、実務経験の中身を正しく理解しておく必要があります。
この記事で扱う「価値のある実務経験」とは、単にツールを触るだけの練習や、架空の企業を相手にするシミュレーションのことではなく、「実在するクライアントの課題に、お金が動くビジネスの現場で向き合った経験」と定義します。
具体的には、以下のような経験です。
- クライアントワーク: 実在する企業のWebサイト分析や広告運用を、責任をもって担当する
- ポートフォリオ制作: 転職活動で「これが私の実績です」と胸を張って提示できるレベルの提案資料や分析レポートを作成する
スクールによっては、用意された課題をこなすだけの「研修」を実務経験と呼んでいるケースも残念ながら存在します。
この記事では、「本物の実戦力」が身につくのはどのような経験なのかを、私の2校での体験も交えながら、徹底的に掘り下げていきます。
Webマーケティングスクールで実務経験が大事になる理由


なぜ、そもそも「実務経験」が重要なのでしょうか。
それは、Webマーケティング業界が、「知っている人」ではなく「できる人」を求めているからです。
その理由を、採用あるいは発注する企業側の視点も交えて具体的に解説します。
【転職】採用担当者が求める「即戦力」の証明になるから
未経験者の採用において、企業が最も懸念するのは「入社後に活躍してくれるだろうか?」という点です。
Webマーケティングの知識を本で学んだとアピールされても、採用担当者は「では、実際に広告運用やサイト分析ができますか?」と判断に迷ってしまいます。
ここで「実務経験」が、その不安を払拭する強力な武器になります。
「スクールで実在する企業の広告アカウントを3ヶ月間運用し、CPAを20%改善しました」
このように語れる応募者がいれば、採用担当者は「この人は入社後すぐにでも戦力になってくれそうだ」と高く評価します。知識があるだけでなく、実際にビジネスの現場で成果を出せる人材であることの何よりの証明になるのです。
【転職】面接でアピールできる「具体的な実績(ポートフォリオ)」が作れるから
「学生時代に頑張ったことは何ですか?」という質問と同じくらい、マーケターの転職面接で聞かれるのが「これまでの実績を教えてください」という質問です。
このとき、座学しか経験していないと「Webマーケティングの基礎知識を学びました」としか答えられません。しかし、実務経験があれば、あなたが実際に作成した分析レポートや改善提案書を「ポートフォリオ(実績集)」として提示することができます。
ポートフォリオは、自信のスキルレベルや思考プロセスを客観的に示すための、いわば「マーケターとしての名刺」です。これがあるかないかで、面接官に与える印象は天と地ほどの差が生まれます。実務経験を通じて、この強力な名刺を手に入れられることは、非常に大きなメリットです。
【副業・フリーランス】最初の1件(ゼロイチ)を受注するための「信頼の証」になるから
副業やフリーランスとして収入を得たい場合、あなたに仕事を依頼してくれるクライアント(発注者)からの信頼がすべてです。クライアントは「Webマーケティングに詳しい人」ではなく、「自分たちのビジネス課題を解決してくれそうな人」にお金を払います。
想像してみてください。あなたが発注者として、クラウドソーシングサイトでWeb広告の運用代行を探しているとします。そこに、以下2名の応募者が現れました。
- Aさん: 「スクールでWeb広告の知識を学びました!やる気は誰にも負けません!」
- Bさん: 「スクールで実在する企業の広告を3ヶ月運用し、CPAを20%改善した実績があります。こちらがその際のレポートです。」
あなたが仕事を任せたいと思うのは、どちらでしょうか?答えは明白ですよね。
実務経験がないと、実績をアピールできないため、数多くのライバルと同じ土俵で「やる気」や「価格の安さ」をアピールするしかなく、最初の1件を受注するハードルが非常に高くなります。
スクールで得た「実務経験」は、あなたに仕事を任せても大丈夫だとクライアントを安心させるための、何より強力な「信頼の証」になります。



採用する側も発注する側も、最終目的は「ビジネスを成功させること」なので、実績ある人を選びたいという気持ちはよくわかりますよね。
実務経験を重視したWebマーケティングスクールの選び方・比較のポイント


「実務経験」の重要性はご理解いただけたかと思います。では、数あるスクールの中から、本当に価値のある実務経験が積めるスクールは、どうやって見極めればいいのでしょうか?
私が2校のスクールを経験して痛感した、絶対に外してはいけない比較ポイントは以下の4つです。パンフレットや公式サイトの言葉だけを鵜呑みにせず、この基準でカウンセリングなどで質問をぶつけてみてください。
実際のクライアント案件に参加することができるか
これが最も重要なポイントです。 「実務」を謳うスクールの中には、架空の企業を想定したシミュレーションや、ただツールを触るだけの研修で終わってしまうケースがあります。
しかし、お金が動く本物のビジネスの現場でしか得られない緊張感や責任感こそが、成長の源泉になります。
- 「実在するクライアントの案件に参加できますか?」
- 「その場合、どこからどこまでの業務を担当できますか?」
この2点は、無料カウンセリングなどで必ず確認しましょう。
実際のクライアントワークに携われるスクールは、それだけカリキュラムとサポート体制に自信がある証拠です。
さらに、紹介できる案件を多数保有しているかも重要なチェックポイントです。それは、スクール自体がマーケティングの現場で多くの案件をこなし、クライアントから信頼されている証になるためです。数多くの豊富な実績を持つスクールほど、生きたノウハウを提供してくれる可能性が高いです。
講師の質や実績
どれだけカリキュラムが優れていても、教えてくれる講師の質が低ければ意味がありません。
特に、実務経験を積むフェーズでは、受講生の疑問や課題に対して的確なフィードバックをくれる「プロの伴走者」が不可欠です。
確認すべきは「講師が今も現役のマーケターとして活躍しているか」という点です。数年前に現場を離れた講師では、変化の速いWebマーケティング業界の最新ノウハウは教えられません。
公式サイトの講師紹介ページを見るだけでなく、SNSなどで講師個人の名前を検索し、現在も第一線で活躍しているのか、どのような実績があるのかを自分の目で確かめてみることをお勧めします。
サポート体制
未経験からの挑戦では、必ず壁にぶつかります。そんな時、気軽に質問できるサポート体制があるかどうかは、挫折しないために非常に重要です。
サポート体制は各社様々ですが、主に以下のようなポイントを確認しておくようにしましょう。
- 質問への回答速度や対応時間はどうか
- 質問の受け付け体制(チャット、マンツーマン等)
- 【転職希望者】転職に関するキャリア相談、面接対策ができるか
- 【副業・フリーランス希望者】案件獲得を成功させるためのアドバイスを受けられるか
- 卒業後も質問や相談ができるコミュニティや制度があるか
実務経験が積めるWebマーケティングスクールおすすめ5選!


ここまでの選び方のポイントを踏まえ、私が2校受講した経験も基に、「実務経験」を重視したおすすめのWebマーケティングスクールを5つ厳選してご紹介します。
それぞれのスクールで積める実務経験の「スタイル」が異なるため、ご自身の目的と照らし合わせながら、最適なスクールを見つけてください。
リスナビ


- 確かな実績を持つ広告代理店のノウハウを学べる(質の高さ)
- 学習できるコンテンツの量が圧倒的に多い(量の多さ)
- 実案件をプロと一緒に回すから確かなスキルが身に付く
- 転職成功者向け全額キャッシュバックキャンペーンあり!(2025年9月〜開始)
\他社との違いや受講者の声を公開中!/
リスナビは、広告代理店としての実績が圧倒的な「グラッドキューブ社」が運営する超実践型のスクールです。
Google の正規代理店である「Google Partner」制度において、参加代理店の中でも上位3%の認定パートナーとして長年にわたり実績を積んでいる企業のノウハウが学べる点が特徴です。
また、実務コースにおいては、実際にクライアントのお金を使って広告を運用するため、緊張感のある環境で本物の実務経験を積むことができます。
現役のプロマーケターである講師から、マンツーマンに近い手厚いフィードバックを受けられるため、実践で役立つ生きたノウハウを身に着けることができます。


転職希望者向けの全額キャッシュバックキャンペーンも開催しており、条件にはまれば、実質負担ゼロで受講できる点も要チェックです。


- 実績ある広告代理店の本格的なノウハウを学びたい
- プロからの手厚いフィードバックを受けながら、確実にスキルを習得したい
- 転職を希望しており、できるだけ受講費負担を下げたい
- 副業・フリーランス希望者で、案件獲得サポートなど伴走型の支援を受けたい
ワナビーアカデミー(Wannabe Academy)
- マンツーマン補講がなんと無制限で利用可!
- 実際に広告運用できる&クライアントワークで実務スキルが身に付く
- リスキリング補助金に対応!授業料(税別)が最大100%キャッシュバック!
- SNSでは受講生のポジティブな評判が多数!
\Amazonギフト最大3万円がもらえる!/
「実務経験」を積むことに徹底的にこだわったカリキュラムで有名なのが、ワナビーアカデミー(Wannabe Academy)です。
卒業課題をクリアした受講生は任意でクライアントワーク(=実務研修)に参加することができます。
未経験者向けに配慮されたわかりやすいカリキュラムで、サイト分析から広告運用、改善提案まで、マーケターの一連の業務フローをすべて経験でき、マンツーマン補講受け放題でサポートが手厚い点が特徴です。
卒業時には、この経験を職務経歴書に「実務経験」として記載できるため、特に転職を目指す方にとっては非常に強力な武器になります。
転職エージェント企業をグループ会社に持つので、転職の成功実績が豊富な点もワナビーアカデミーが人気の理由の一つです。
また、リスキリング補助金にも対応しているため、できるだけコストを抑えたい方にもおすすめです。




- 転職成功実績が豊富なスクールを選びたい
- マンツーマン補講受け放題の手厚いサポートを受けたい
- リスキリング補助金に対応したスクールを選びたい
グローバルマーケティングアカデミー(Global Marketing Academy)


- 完全個別指導型なので自分のペースで効率よく学べる!
- 業界売上TOP1%に入る広告代理店が運営
- 動画×実務の超実践型講座。実際に自分で広告を作って運用まで行い実務経験を積める
- 転職成功で100%キャッシュバックキャンペーン有り
\転職成功で100%キャッシュバックキャンペーン実施中!/
グローバルマーケティングアカデミーは、「未経験からのWebマーケター転職」に特化した超実践型スクールです。最大の魅力は、業界売上トップ1%を誇る広告代理店が、500社以上の実績で培ったノウハウを直接学べる点にあります。
リスナビと同じく、バックグラウンドが広告代理店系のスクールなので、実践的なノウハウの習得に適しています。
カリキュラムでは、動画で知識をインプットした後、実際に自分で広告を作成し、運用・改善まで行う本格的な実務経験を積むことができます。
講師はすべて第一線で活躍する現役マーケターのため、机上の空論ではない、常に最新の現場ノウハウに基づいたフィードバックを受けられるのも大きな強みです。
受講料が安価である点も特徴で、転職応援キャンペーンとして、「転職成功で100%キャッシュバック」を行っていることから、転職希望者にとっても魅力的なスクールです。
- 広告代理店の本物のノウハウを、体系的に学びたい
- グループではなく個別指導型で学びたい
- 転職を希望しており、できるだけ受講費負担を下げたい
BMP(Break Marketing Program)


- 受講者数2,000人超のWebマーケター養成講座
- 実務課題が8割!アウトプットを重視したカリキュラム
- リスキリング補助金に対応!
\リスキリング補助金対応で最大70%キャッシュバック/
BMPは株式会社ブレイクの運営するWebマーケティングスクールで、受講者数2,000人を超える人気のスクールです。
「インプット学習は2割、実践課題8割」という徹底したアウトプット中心のカリキュラムで、SEO・Web広告・SNS運用など、各分野で現役マーケターが作成した200時間以上に及ぶ実践的な課題に取り組みます。
卒業時にはポートフォリオが完成するだけでなく、専門のキャリアコンサルタントチームが、転職活動を徹底的にサポート。スキル習得からキャリア実現までを、一気通貫で支援してくれます。
リスキリング補助金にも対応しており、最大70%のキャッシュバックを受けられる点も魅力です。
- とにかく手を動かす実践を通じて、本物のスキルを習得したい
- 手厚いサポートを受けながら、Webマーケターへの転職を成功させたい
- リスキリング補助金を適用可能なスクールを選びたい
SHElikes(シーライクス)


- 50以上の職種スキルが学び放題
- 挫折させない学習サポートで 未経験でも安心
- お仕事案件で実績がつくれる
- リスキリング補助金に対応!
SHElikesは、Webマーケティングだけでなく、Webデザインやライティングなど全50以上の職種スキルが定額で学び放題の、女性向けキャリアスクールです。複数のスキルを自由に組み合わせて学習できるため、キャリアの選択肢を大きく広げられるのが最大の魅力です。
スクールが紹介する企業のお仕事案件で実績を作れる「お仕事チャレンジし放題」の仕組みを持っており、①スキルを学ぶ⇒②実績作り⇒③キャリアチェンジの順にステップアップしやすい点が特徴です。
キャリアのプロがコーチングや転職支援を実施してくれるので、未経験の方でも安心して受講することができます。
- 女性向けのスクールを選びたい
- Webマーケティングだけでなく、デザインやライティングなど幅広く学びたい
- 自分のポートフォリオづくりを重視したい
- リスキリング補助金を適用可能なスクールを選びたい
注意!Webマーケティングスクールによって「実務経験」の内容が異なるので手厚さを要チェック
ここまで「実務経験」の重要性をお伝えしてきましたが、特に注意してほしい点をお伝えします。それは、スクールによって「実務経験」の定義や手厚さが全く異なるという事実です。
「実務経験が積める」という言葉だけを信じてスクールを選ぶと、「思っていた内容と違った…」と後悔することになりかねません。
ここでは、私がWebマーケティングスクール各社の相談会で収集した情報や、実際に2校のスクールを経験して見えてきた「実務経験」のレベル感を、3つのランクに分けて解説します。
【おすすめ度:★☆☆】シミュレーションのみの実務研修
これは、架空の企業やサービスを題材に、広告運用やサイト分析の練習を行う形式です。
確かにツールの使い方を学ぶことはできますが、お金が動いていないため、本物のビジネスで求められる「成果へのプレッシャー」や「クライアントに対する責任感を持った運用」といった経験は一切できません。
シミュレーションすら行わないスクールと比較すればまだよいですが、残念ながら、このレベルの実務経験では、転職活動の面接官や案件の発注者に「即戦力」として評価されるのは難しいでしょう。
【おすすめ度:★★☆】チームでクライアント案件を回す研修
これは、実在するクライアントの案件に、受講生がチームを組んで取り組む形式です。分担して作業を進めたり、チームでディスカッションしたりと、より実際の職場に近い環境を経験できるのがメリットです。
本物の案件に携われるため、シミュレーションよりは遥かに価値があります。
ただし、チームでの進行がメインとなるため、一人ひとりの役割が限定的になったり、講師からの個別フィードバックが手薄になったりする可能性も考慮しておきましょう。プロジェクト全体を動かす経験をしたいのか、個人のスキルをマンツーマンで高めたいのか、ご自身の目的と照らし合わせて判断することが重要です。
【おすすめ度:★★★】最短で即戦力へ!実案件 × マンツーマン指導
これが、最も成長できる「最高の実務経験」です。 実在するクライアントの案件に責任をもって取り組み、その一つ一つのアクションに対して、現役のプロである講師からマンツーマンに近い形で丁寧なフィードバックをもらえる環境です。
チームでの進行とは異なり、良くも悪くも自分次第というプレッシャーの中で、当事者意識をもってプロジェクトを動かす経験ができます。「なぜこの広告クリエイティブはクリック率が低いのか」「このデータから次の一手をどう考えるべきか」といった、現場で成果を出すための思考プロセスそのものを、講師から盗むことができます。
厳しい環境ではありますが、この経験こそが、受講生を未経験から「即戦力」へと引き上げてくれます。



講師の稼働単価も決して安くないのと、多数の受講生がいる中でこの形式を取れるスクールはそう多くないと思いますが、理想はこの形だと確信します!
私が受講した「リスナビ」は実際このパターンでした。
人気のWebマーケティングスクール2校の実務コース受講体験談(リスナビ、ワナビーアカデミー)
ここまで「実務経験」の重要性やスクールの選び方を解説してきましたが、各社のホームページを見るだけではイメージが湧きづらい部分もあるかと思います。



私も、実際に受講するまで、実務経験の内容がスクールによってここまで異なるとは思いませんでした!
そこでここからは、私が実際に受講した「リスナビ」と「ワナビーアカデミー」の2校で、どのような実務経験を積むことができたのか、そのリアルな実態を忖度なくお伝えします。
リスナビで得られる実務経験の特徴・メリット
リスナビは、「個人」でクライアント案件を担当し、プロ講師からの手厚いマンツーマン指導を受けられるのが最大の特徴です。責任感のある環境で、実践的なスキルを最速で身につけたい方に最適なスクールだと感じました。
実際のクライアント案件を自分1人に任せてもらえる
リスナビの最大の特徴は、実在するクライアントの広告運用案件を、基本的に一人で任せてもらえる点です。もちろん、最初のうちは講師が手厚くサポートしてくれますが、「自分がこのアカウントの責任者である」という当事者意識を持って案件に臨む経験は、何物にも代えがたいものでした。
予算管理からクリエイティブの改善提案、クライアントへのレポーティングまで、すべてを自分ごととして捉えることで、スキルが定着するスピードが圧倒的に速かったと感じています。
期間中は毎週1on1でMTG!丁寧かつ手厚く教えてもらえる
一人で案件を担当するといっても、決して丸投げされるわけではありません。リスナビでは、案件を担当している期間中、毎日チャットでやりとりすることに加え、毎週1回必ず講師との1on1ミーティングが設けられていました。
この場で、運用結果の振り返りや次のアクションプランについて、現役のプロから壁打ち相手になってもらえます。「なぜこのキーワードの品質スコアが低いのか」「このデータを見て、クライアントに何を報告すべきか」など、実践の場で生まれた疑問をすぐに解消できる環境は、本当に心強かったです。



私の担当講師は竹村さんでした!
いつもロジカルで納得度の高いフィードバックを返してくれるため、とても勉強になっているのですが、まるっと1時間私だけのために割いても大丈夫なのか?と逆に不安になるくらいの手厚さでした!笑


複数案件こなすことで、知識の幅がグッと広がる
実務コース受講中は、複数案件への参画機会を与えてもらえた点も、リスナビならではの特徴でした。
- ECサイトの集客(エリア指定なし・改善案件)
- 地域密着型の士業サイトの集客(エリア指定あり・改善案件)
- 建設業の新規クライアント獲得(エリア指定あり・新規案件)
業界やターゲットも違えば、広告運用の考え方も全く異なります。
また、既存案件であれば過去データを紐解いて改善施策案を打ち立てますが、新規案件の場合はアカウント構成や出稿キーワード・予算設計を行うなど、運用フェーズによってタスクの内容も大きく異なります。
複数の案件をこなしたことで、どんなビジネスにも応用できるマーケティングの原理原則と、業界やフェーズに応じた戦術・タスクの両方を、学ぶことができました。
私が受講した際のリスナビ実務コースの進め方や体験は上記のとおりですが、受講されるタイミングや受講生の数によって内容が異なる可能性もあります。詳細については、無料の個別相談会の中で確認するようにしましょう。
ワナビーアカデミーで得られる実務経験の特徴・メリット
ワナビーアカデミーは、「チーム」でクライアント案件に取り組むことで、実際の職場に近い環境を経験できるのが大きな特徴です。協調性やプロジェクトマネジメントも意識した案件の進め方を学びたい方に向いているスクールだと感じました。
ワナビーアカデミーの受講体験談については、以下の記事でも詳しく紹介していますので、よければ参考ください。


実際のクライアント案件をチームで回す
ワナビーアカデミーの実務経験は、3〜4人の受講生でチームを組み、一つのクライアント案件を担当するスタイルです。
メンバーとディスカッションしながら戦略を考えたり、作業を分担したりと、チームでプロジェクトを動かす難しさと面白さを同時に学ぶことができました。将来的に、事業会社などでチームの一員として働きたいと考えている方にとっては、非常に価値のある経験だと思います。
基本はチームでの自己解決前提でフィードバックが少なめ
講義やマンツーマン補講を担当していた講師は参加せず、チーム+事務局で実務研修を進めていきます。
運用開始前の提案フェーズと、運用終了後のレポート報告会の場で事務局からのフィードバックは得られるものの、運用期間中は、リスナビのような手厚い個別フィードバックはありません。
基本的には、「まずはチームで考えて、解決策を見つけ出す」というスタンスです。
スクールのスタンスは、あくまで「まずはチームで考えて、解決策を見つけ出す」というもの。確かに、この環境は「自走力」を鍛える上では非常に有効です。
しかし、チームメイトは当然ながら同じレベルの受講生です。講義で習っていない事態に直面したとき、チーム内でいくら議論しても「プロの視点では、何が正解なのだろうか…?」という不安が常に付きまとったのが、正直な感想です。
「もっとやりたい!」と感じた、1ヶ月間の短期決戦
ワナビーアカデミーで担当するクライアント案件は1社のみで、運用期間も約1ヶ月と比較的短期間です。
Webマーケティングの基礎から実践までを幅広く学ぶカリキュラムの一部として、実務経験が組み込まれているという位置づけです。
トライ&エラーを繰り返しながら経験値を貯めていくには、やや物足りない期間だと思ったのと、担当するのも1案件のみなので、カバーする範囲も限定的です。
実案件に携われる希少なスクールではありつつも、個人的には「もっと深く運用に関わってみたかった」と感じたのが正直なところです。
【受講経験者がおすすめ】圧倒的に実務経験が積めるのは「リスナビ」
ここまで2校でのリアルな体験談をお伝えしてきましたが、結論として、「未経験から即戦力レベルの実務経験を、最も深く、そして手厚く積めるのはどこか?」と問われれば、私は自信をもって「リスナビ」をおすすめします。
ワナビーアカデミーで得られたチームでの経験も、もちろん価値のあるものでした。しかし、「個人のスキルを最短でプロのレベルに引き上げる」という観点では、以下の点でリスナビの環境が圧倒的だったと感じています。
- 「自分ごと」として案件に向き合う責任感
- プロから毎週もらえる、的確な個別フィードバック
- 複数案件で得られる、圧倒的な経験値の幅と量
もちろん、これはあくまで「実務経験の手厚さ」を最優先した場合の結論です。チームでの動き方を学びたいならワナビーアカデミーも素晴らしい選択肢ですし、この記事で紹介した他のスクールにも、それぞれにしかない魅力があります。
ぜひ、ご自身のキャリアプランと照らし合わせ、最適なスクールを選んでください。
まとめ
この記事では、Webマーケティングスクールを2校受講した私の経験を基に、「実務経験」の本当の価値と、それを見極めるためのスクール選びのポイントを徹底的に解説しました。
Webマーケティングスクール選びの成否は、「実在するクライアントの案件に、どれだけ深く、責任をもって関われるか」で決まると私は思います。
今回ご紹介したスクールのうち、リスナビとワナビーアカデミーは、私自身が実際に受講し、実クライアントの案件をこなしながら実務経験の価値を肌で感じた、自信をもっておすすめできるスクールです。とりわけ、講師との壁打ちの頻度やフィードバックのクオリティの高さという点で、リスナビは非常に充実しています。
また、その他の3校についても、カリキュラムを徹底的に調査したところ、比較的実務経験を重視したスクールとなっていたので、充分候補として挙がってくると思います。
そうは言いつつも、最も重要なのは、この記事の情報を鵜呑みにするのではなく、自身の目で確かめ、比較検討することだと思います。
スクール選びで絶対にやってはいけないのは、たった1校の無料カウンセリングに参加しただけで、その場で決めてしまうことです。これはかなりもったいないです。
なかなか時間を取りづらい社会人の方が多いとは思いますが、必ず、気になった2〜3校のカウンセリングを実際に受けてみてください。
そうすることで初めて、各スクールの雰囲気の違いや、サポートの手厚さを肌で感じることができ、「自分にとって最高のスクール」を後悔なく選べるはずです。
皆さんのWebマーケティング選びの参考になれば幸いです。
v3.png)




