ウェブ解析士は転職・求人市場で有利?ウェブ解析士を活かしたスキル・キャリアアップを解説
ウェブ解析士を取得された方、または取得をめざしておられる方の中には、身に着けた力を自分のキャリアに活かしていきたいと思っておられる方も多いのではないでしょうか。
ウェブ解析士は数年前まで決して知名度が高いものではありませんでしたが、昨今多くの企業でデジタルマーケティングの重要性が認識されていく中で、デジマ人材不足の問題も出てきており、ウェブ解析士のプレゼンスは年々高まってきております。
筆者自身、事業会社に勤務しながらウェブ解析のスキルを身に着けることで、他の同僚にはない強みが評価されだしてきたことを強く感じるようになりました。
この記事では、ウェブ解析士の転職・求人市場における価値や資格を活かしたキャリアアップ、スキルをさらに磨くための方法について紹介いたします。
- ウェブ解析士の取得をめざしておられる方
- ウェブ解析士の資格を活かしたスキル向上、キャリアアップをめざしたい方
- ウェブマーケティング業界に興味を持っておられる方
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ウェブ解析士を持っていると転職に有利か?
ウェブ解析士を持っていれば、転職に有利に働くか?で言えば、「圧倒的に有利になるとは言えないが、ポジティブな印象は与えられる」と考えます。
少し控えめな言い方ですが、ひと昔前に比べると、その価値は高まってきたと思います。
主な理由として、デジタル技術が急速に発展する現代において、企業におけるデジタル人材が不足しているためです。
デジタル人材とは
デジタル人材とは、デジタル技術を活用して企業に対して新たな価値提供ができる人材です。
デジタル人材には、以下のスキルが求められます。
- デジタル技術に関する知識・スキル
- データ分析・活用能力
- ビジネス理解力
- コミュニケーション能力
- チームワーク能力
デジタル人材の不足
いまや企業の事活動において、デジタル技術の活用は欠かせない時代となりました。一方でそうした技術を扱える人材は不足しており、経産省の調査によると、2030年には最大79万人のデジタル人材が不足すると推計されています。
この数にはエンジニア系の人材も含まれておりますが、今後も事業におけるデジタル技術の活用が加速していく中で、ウェブ解析やウェブマーケティングを行える人材の価値は必然的に高まっていくと思われます。
一昔前までは強力な販売網、営業人員を抱えなければ売れなかったモノ・サービスが、ウェブやSNSを活用した展開でコストミニマムに売れるようになり、デジタルマーケティングを中心にビジネスを成功させるような事例も増えてきました。
このような背景を踏まえ、企業は競争力を高めて生き残っていくためにも、デジタル人材の育成や確保が急務となっています。
デジタル人材の確保に向けた企業のアプローチ
市場での優位性確保や経済的損失の回避のため、デジタル人材の確保に動いている企業も増えています。主なアプロ―チとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 外部から雇用(例:中途採用)
- 社内人材の育成(例:研修、資格取得)
- 社外の専門家との契約(例:コンサルティング)
筆者の事業会社での経験談としては、③の社外コンサル頼みだと、契約が切れた途端に立ち行かなくなったり、専門家とのコミュニケーションを取ること自体が難しいといったケースに陥りやすいので、いずれにせよ➀や②を通じて「デジタル分野に明るい人材を社内に置く」ことは重要だと考えます。
転職・求人市場におけるウェブ解析士の価値
次に、ウェブ解析士が転職・求人市場で求められているか、いくつかの転職支援サービスの募集を実際に見てみましょう。
結論から言うと、「ウェブ解析士」は、転職・求人市場において一定の価値があることを確認できます。
【リクナビNEXT】の「ウェブ解析士」を含む転職・求人情報
リクナビNEXTでは16件の募集がヒットしました。
中でも、求めている人材欄に「ウェブ解析士」と明確に記載されている有名企業もある点は特に目を引きます。
【doda】ウェブ解析士保有者が興味関心のある転職・求人情報
dodaでは449件がヒットしました。
また、歓迎条件の中に、「ウェブ解析士をお持ちの方」と明記されている案件も複数確認できました。
【求人ボックス】ウェブ解析士の求人数
求人ボックスでは597件がヒットしました。
ウェブ解析士協会の紹介求人情報
実は、ウェブ解析士協会も会員向けに募集を掲載しており、2024年3月時点で30件ほどの募集を確認できました。
あまり知られておりませんが、資格取得だけでなく、取得後のキャリアまで協会でサポートしており、デジタルマーケティング分野で活躍したい方は、協会のコネクションを活用しながらマッチングの支援を受けることができます。
ウェブ解析士の年収は?
ウェブ解析士の求人における年収を求人ボックスで確認した結果、平均年収は494万円で、上下幅が非常に大きいことを確認できます。
年収の幅が大きいのは、勤め先次第やスキルレベルによるものだと思います。
求人条件を見ると、リモートワーク可の要件も多くあり、年収だけでなくワークライフバランスを重視される方にとっても、ウェブ解析士の資格を活かした仕事探しは有効だと考えます。
ウェブ解析士取得者におすすめのスキル・キャリアアップ
「取得した資格を活かしたい!」という方は多くいらっしゃると思います。
ここでは、ウェブ解析士を取得された方向けにおすすめのスキル・キャリアアップ例について紹介いたします。
資格を活かした働き方には色々なやりかたがあると思いますが、筆者のおすすめは以下です。
- ウェブ業界に転職して最前線でスキルを磨きながらキャリアアップ
- 本業の実務を通じてさらにスキルを磨きながらオンリーワンをめざす
- 副業でスキルを磨き、さらに副収入の基盤をつくる
ウェブ業界に転職して最前線でスキルを磨きながらキャリアップ
ウェブの力に強い魅力を感じてこの業界に飛び込んでみたいと思った方は、最前線で実務を担える環境に身を置くことをおすすめします。
本業と並行しながら資格取得やスクールに通ってスキルアップをめざしたり、副業としてチャレンジするようなやり方もありますが、ウェブ業界の中で実際に働く人との競争になれば遠く及びません。
かけられる時間や触れる情報の濃度が圧倒的に違うためです。
筆者自身、本業の実務と副業とで一定の知識を身に着けてきたものの、やはり業界の方と打ち合わせをする中で、力不足を感じることがよくあります。
その分野の専門家・スペシャリストをめざすなら、やはり実務自体をウェブ業界に置くことをおすすめします。
本業の実務を通じてさらにスキルを磨き、オンリーワンをめざす
本業の実務でプロモーションの中で、ウェブマーケティングやウェブ解析を行うこともあるかと思います。会社の本体事業がウェブ業界でない場合は、代理店やパートナーの力を借りながらプロジェクトを進めていくことが多いと思います。
社内に専門家がいないので、この分野の知識・スキルを身に着けることで、会社で一際目立つ存在になることができます。
筆者が勤める事業会社で言えば、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールといった一般的なウェブ解析で使うツールを触れる人は社内に一握りもいません。筆者もまだまだではありますが、ウェブ解析士を取得後に継続してスキルを磨くことで、社内におけるプレゼンスも各段に向上しました。
本業を継続しながらスキルを磨く方法としては、資格取得やオンラインスクールの活用が挙げられます。
副業でスキルを磨き、さらに副収入の基盤をつくる
本業は続けたいけど、せっかく身に着けたこの知識を活かして収入を増やしたい、という方は副業にチャレンジすることをおすすめします。
もちろん本業で副業に対する制約が無い場合に限りますが。
ウェブ業界には時間や場所に縛られずにやれる仕事がたくさんありますので、副業とは比較的相性がいいです。
具体的には、
- ブログ/メディアの運営
- ウェブデザイン
- ウェブサイト制作
といったものが挙げられます。
ウェブ解析をしてみたいという方はブログやメディアの運営がおすすめです。
Googleアナリティクス等の解析ツールで分析しながらPDCAを高速で回していくことで、スキルアップを図れますし、経験が本業に活きてくることも多くあるでしょう。
ウェブマーケティング関連スキルをさらに高めるには
「ウェブ解析士を取得したけど、もっとスキルを身に着けたい!」という方向けに、さらにウェブマーケティング関連スキルを磨く方法として、上位の資格取得やウェブマーケティングスクールの活用が挙げられます。
スキルを磨くことで自分の市場価値をさらに高め、社内でのプレゼンス向上や、転職を含めた今後のキャリアアップをめざしたいという方におすすめです。
忙しい社会人でも受けられる短期集中型、オンライン開催のものも多く、チャレンジしやすいプログラムが多数あります。
資格取得でさらにスキルを磨くなら「上級ウェブ解析士」
「ウェブ解析士取得で学んだことをさらに深めたい!」という方には、上級ウェブ解析士の取得をおすすめします。
上級ウェブ解析士はウェブ解析士の上位資格です。ウェブ解析やデジタルマーケティングの応用知識を習得し、データを正確に把握して、企業の経営課題にまで踏み込んだKPIの設計から、デジタルマーケティング施策の立案と運用管理ができる「実務家」です。
ウェブ解析士は試験メインですが、上級ウェブ解析士は実際のウェブサイトの現状分析から改善提案レポートの作成まで踏み込むため、かなり実践的なスキルを身に着けることができます。
筆者も上級ウェブ解析士を2022年に取得し、GA4を中心としたウェブ解析スキルを身に着けることで、本業でのプレゼンス向上だけでなく、副業のマネタイズ化にも成功しました。
上級ウェブ解析士を取得してから、明らかに自分のレベルが高まったと思います。
より実践的なスキルアップならウェブマーケティングスクール
本格的なSEO対策やウェブ広告の運用、効果改善手法について学びたい方は、ウェブマーケティングスクールの講座の活用をおすすめします。
アクセス解析や改善提案が主体の上級ウェブ解析士と異なり、「改善するための実務」まで踏み込んで学ぶことができます。
オンラインで開催されるものも多く、社会人や学生で利用される方も増えています。
中でも実践的で口コミの評判もよい、人気のウェブマーケティングスクールを紹介します。
Wannabe Academy
「Wannabe Academy」はWebマーケティングスキルを習得するビジネススクールです。
Webマーケティングの基礎となる考え方や、データ分析の方法解説様々なWeb広告の概要を学ぶことに加え、サイト分析や改善策のプランニング、広告運用を行う実践的なカリキュラムです。
また、実在するクライアントのWebマーケ施策を行います。案件ヒアリング、サイト分析から施策提案、広告運用から改善提案まで実務を全て経験できると評判です。
項目 | 内容 |
---|---|
おすすめコース | Webマーケティングコース |
講座・カリキュラム | Webマーケティング基礎/Googleアナリティクス/カスタマージャーニー/Google広告やSNS広告の運用方法/広告運用の実践/Web広告改善提案 |
学習スタイル | リアルタイム授業/テキスト、動画教材/実務参加 |
学習場所 | オンラインまたは通学 |
学習期間 | 3ヵ月(+4ヵ月サポート期間) |
受講料金 | 363,000円(税込) |
サポート | チャットでの無制限質問対応/マンツーマン補講受け放題/転職サポート/副業者に案件獲得補償 |
おすすめ理由 | 実際の広告配信(Google広告/ディスプレイ広告)まで行い、実務経験を積める実践型カリキュラム/マンツーマン補講可/クライアントワークへの参加/転職・復職希望者への案件サポート |
運営会社 | 株式会社Shareway |
公式HP | Wannabe Academy公式HP |
デジプロ
デジプロは現役トップマーケターがマンツーマンで指導で、売上に繋がるスキルを学ぶ超実践デジタル広告スクールです。未経験からウェブマーケターをめざすプログラムで、効果的な広告運用や、分析手法など実務に必要なスキルを学べると評判です。
項目 | 内容 |
---|---|
おすすめコース | 転職コース、副業コース |
講座・カリキュラム | インターネット広告の基礎/Google広告やSNS広告の運用方法/動画広告/広告運用の実践/Googleアナリティクスのデータ分析など |
学習スタイル | 講義と動画で学んだ内容を実践でアウトプット/最大5名の少人数またはマンツーマン |
学習場所 | オンラインまたは通学 |
学習期間 | 3.5ヵ月 |
受講料金・期間 | 通学またはオンライン集団:385,000円(税込)/マンツーマン:495,000円(税込) |
サポート | 講師にチャットでいつでも質問し放題/キャリアアドバイザー、転職支援 |
おすすめ理由 | 現役WEBマーケター講師による実践的な講座で、未経験でもWEBマーケティングの仕事に必要な知識・スキルを習得できる/受講期間中にスクールの受講料金で広告運用実務を経験できる |
運営会社 | 株式会社Hagakure |
公式HP | デジプロ公式HP |
WEBMARKS
「WEBMARKS」は完全オンライン型ウェブマーケティングスクールで、SEOと広告運用が両方学べる点が特徴的なサービスです。
同社のバックグラウンドとしてはSEOに強みがあるので、SEOを主体に広告運用も学びたいという方には、WEBMARKSのスクールがおすすめです。
項目 | 内容 |
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おすすめコース | WEBマーケター動画&コンサルティングコース |
講座・カリキュラム | SEOスキル・案件獲得方法を超実践形式の講座・課題で学習し、即戦力になるスキルを習得 |
学習スタイル | 動画講義で学習/仮想クライアント向け提案書作成/グループワーク等 |
学習場所 | オンライン |
学習期間 | 3ヵ月 |
受講料金 | 462,000円(税込) |
サポート | 質問し放題/個別面談/チャットでの無制限質問対応/職務経歴書の添削/卒業後もグループチャットでSEOマーケティング最新情報・案件情報をシェア |
おすすめ理由 | 案件獲得サポートが充実/現役プロのSEOマーケターが、最新のSEO・Webマーケティングを指導/SEOに特化したカリキュラム |
運営会社 | 株式会社WEBMARKS |
公式HP | WEBMARKS公式HP |
まとめ
この記事では、ウェブ解析士の転職・求人市場における価値や資格を活かしたキャリアアップ、スキルをさらに磨くための方法について紹介しました。
ウェブ解析士の転職・求人市場における価値は向上しており、実際に募集要件に入れておられる企業も確認できました。
>>20代、30代ビジネスパーソンの転職、キャリアの参考になるサイト
タレントスクエア|20代・30代に特化したスカウト型転職サイト
UpSurvie|20代・30代ビジネスパーソンのキャリアを考える
ウェブ解析士で学んだことは転職に限らず、本業におけるプレゼンス向上や副業でのマネタイズにも活かせることができます。
一方で、ウェブ解析士の取得で学ぶ範囲はウェブマーケティングにおける基礎部分に限定されますので、Googleアナリティクスを使った分析や提案コンサルまで踏み込んでみたい方は上級ウェブ解析士へのチャレンジをおすすめします。
また、SEOや広告運用といったさらに実践的な領域の知見を深め、キャリアに活かしていきたいという方にはウェブマーケティングスクールの活用をおすすめします。
ウェブ解析士をただの資格取得に終わらせず、自身のキャリアの幅を広げるためのステップアップの土台として活用してみてはいかがでしょうか。
私もウェブ解析士取得後に、本業&副業での活動の幅が大きく広がった1人です!
みなさんのチャレンジを応援しています!
>>5万人超が受講したデジタルマーケティング資格「ウェブ解析士認定資格」
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